
どうしてこども園なの?
ふたば幼稚園は、2022年度より認定こども園になりました。
幼稚園は、子どもの育ちのためにある教育機関です。保育所は、保護者の就労や介護などのためにある児童福祉施設です。子どもの教育を第一に考えると悩ましい状況ですね。こども園は、そのような方のためにあります。
こども園の認定を受けたことには理由があります。ふたば幼稚園は、1941年創立の江戸川区で一番古い幼稚園です。当然、地域には卒業した方々がたくさんおられ、家庭を持つようになり、お子さんを連れて来られることがあります。
「自分が卒業したこの園に子どもを通わせたいのですが、働いているので悩んでいて…」
そんなご相談を受けることが年々増えてきました。幼稚園に通わせたい、でも働き続けるとなると難しい…。そのような卒業生の方々の声を受け、働いていても充実した幼児教育を受けることができるようにしようということで、受け入れ態勢を整え、こども園の認定を受けることになりました。
ふたば幼稚園は、自然豊かな環境の中で自由保育が行われています。学ぶべき知識も、考えたり試行錯誤したりする機会も、身体を動かす楽しさも、すべて環境の中に組み込まれています。子どもたちは、楽しく自由に遊ぶ中で、自分で考え、行動し、学びを深め、さまざまなことを身に着けていきます。幼児教育の理想を追求した形がここにあります。
■ 保育認定って何?
こども園についてご説明する前に、保育認定についておさらいしておきます。
幼稚園や保育所の利用にあたり、日本では、お子さまの年齢と保護者の利用要件に応じて区分し、以下のように保育認定をしています。■ こども園の生活
保育時間は7:30から18:30までで、日曜祝日と年末年始の6日間を除き、毎日保育が行われています。認可保育所のようなサービスはなく、延長保育もありませんが、働いていても充実した幼児教育を受けることができるように整えられています。
1歳児から入園することができ、給食も自園で調理し、提供しています。
行事も充実し、保護者の方にご参加いただいたりご協力いただくことはありますが、その分、お子さまの育ちを身近に感じていただけると思います。
定員は、1歳・2歳の3号児が10名ずつとなります。
3歳以上も、2号児は各学年10名となりますので、進級した子どもたちだけの枠となります。
2号の子どもたちは、1号の子どもたちと同じ教育を受けることができるように、1・2号の混合クラスで園生活を送ります。1号児の保育が14時に終了しますが、その後は、3・4・5歳の2号児がいっしょに過ごします。そのクラスを幼稚園ではカリン組と呼んでいます。カリン組は、毎日いっしょにいる兄弟のようなクラスで、自然に異年齢のかかわり深まります。■ 預り保育も充実
1号児のための預かり保育は、土曜日を除いて2号3号認定児と同じ保育時間となり、7:30から18:30まで利用できます。夏休みなどの長期休み中も、保育は継続しています。
預かり保育を受ける子どもたちは、2号児のカリン組の子どもたちといっしょに園生活を送るので、遅い時間も毎日仲良しのメンバーと過ごします。
産休・育休明けから保育施設を利用されている方の中には、その保育施設の対象年齢が2歳までで、3歳からは別の施設をお探しの場合もあると思います。
3歳から1号児として入園される場合、預り保育を利用すると預かり保育料はかかりますが、園に直接入園を申込みますので、区役所による利用調整はありません。保護者の方が自ら選んだ教育をお子さんが受けることができます。
ふたば幼稚園は、子どもの育ちのためにある教育機関ですが、お仕事をされているご家庭にも開かれています。